腰痛を根本的に良くするには〜腰痛の分類
腰痛の分類ってどれくらいあるかご存知でしょうか?
腰痛には様々な種類があって、原因や症状の特徴からいくつかの分類に分かれてきます
自分がどの分類に入るのかを知ることで自分のカラダをどうしていくべきかがわかってくるはずです
一般的に分けられる分類としては
に分かれてきます
↓
⑴急性腰痛
・一般に発症から4週間以内の腰痛のこと
・ぎっくり腰(急性筋筋膜性腰痛)などが該当する
・重いものを持ち上げたり、不意な動作・咄嗟の動作(くしゃみなどでも)にて発症することがある
⑵慢性腰痛
・3ヶ月以上、ずっと気になる腰痛
・腰背部の筋肉の硬結、椎間板の変性、ストレスや心因的要因が関与することが多い
⑶再発性腰痛
・一度治ったと思ったのに再発を繰り返してしまうもの
・姿勢や生活習慣、仕事環境などの改善が必要となるかも
↓
⑴特異的腰痛(原因が特定できるもの)=腰痛全体の約15%
・椎間板ヘルニア:腰椎の椎間板が飛び出て神経を圧迫する事で痛みや痺れおきるとされている
・脊柱管狭窄症:加齢などにより脊柱管が狭くなり、神経を圧迫する事で痛みや痺れ・歩行障害などがおきるとされる
・圧迫骨折:骨粗鬆症などにより脊椎が潰れることで腰痛がおきるとされる
・感染性の腰痛:細菌感染による炎症が原因で腰痛がおきる
・腫瘍が原因による腰痛:脊椎やその周囲の腫瘍が神経を圧迫することで腰痛がおきる場合がある
・その他、内蔵疾患による腰痛:内蔵の疲弊により内臓自体が硬くなり筋肉や骨を圧迫して腰痛をひきおこしたり、胃潰瘍や慢性膵炎、急性腎盂腎炎などで腰痛がおきたりする
⑵非特異的腰痛(原因が特定できないもの)=腰痛全体の約85%
・多くは筋肉や関節の問題が多いとされる
・筋肉の緊張や姿勢の悪さ、ストレスなどでの心因的要因が影響
↓
⑴神経障害性による腰痛
・しびれや電撃痛を伴うものといわれる
・例:坐骨神経痛、脊柱管狭窄症
⑵炎症性腰痛
・朝のこわばりがある
・休んでも痛みが変わらない
・例:関節リウマチ、強直性脊椎炎
⑶機械的腰痛(動作や姿勢によって変わるもの)
・動くと痛いが、安静時は痛みがやわらぐもの
・例:筋筋膜性腰痛、椎間板ヘルニア、変形性腰痛症
↓
⑴職場環境によるもの
・デスクワークや長時間の座位姿勢によるもの
・立ち仕事・重労働
・運転(長距離ドライバーなど)
⑵生活環境によるもの
・寝具(マットレス、枕など)
・住環境・気温や湿度の変化
⑶心理的・社会的環境によるもの
・ストレスやメンタルの影響
ただ単に腰が痛いというだけでも、いろいろな環境要因や原因箇所、種類に分けられていきますので
まずは自分で
①急に痛くなったのか、慢性しているのか、もしくは繰り返し痛みが出たのか
②どこから痛みがきていそうか考えてみて
③痛みの種類を探って
④専門機関に相談
をしていきましょう
ただし、数ある様々な治療院や、整形外科によっては腰痛の捉え方が全く違ってきます
自分に合った治療院や病院選びも重要になってくるかもしれませんね
当院ではさまざまな腰痛でお悩みの方が来院していますので、ぜひ一度ご相談にいらして下さい
いしかわ鍼灸整骨院 斎藤